本好きにとって四周の壁面全面が本棚というのは終生の憧れです。
大阪にある司馬遼太郎記念館はまさしくその象徴です。
巨大な書斎そのもの。
司馬遼とまではいかなくとも、壁面収納を設けてそこを本棚にしたいという方は多いでしょう。
わが家を見回してみると、寝室に幾つかの本箱があり、リビングの棚にも本を積み上げていて、これからもますます増える本を考えるとゾッとします。
そこで思い切って、本棚を壁面収納でプランすることにしました。
どんな壁面収納にすればいいのか、色々と勉強しました。
まず重要だと感じたのは、どこの壁を活用するかということ。
寝室の本箱は愛着があるので置いておくとして、あと使えるのはリビングの壁です。
丁度、北側の壁にはテレビ台があるだけで空間としてあいているのでそこにしました。
直接、日が当たらない場所なので、大切な本が日焼けしないのも好都合です。
しかし、課題はテレビをどこかに移動するかということ。
収納の雑誌のページを見ていて、オープンな書棚にして、そこにテレビやパソコンも使えるデスクを組み込んだ事例が掲載されていて、「これだ!」と思いました。
天井まで一杯に本が並んでいる様は圧巻です。
イメージは決まりました。
次に解決しなければならない課題が強度です。
思い本を支える棚板がたわまないように棚板と側板の暑さと数、ダボの位置などを検討しました。
住まいはマンションですが、床は強度がしっかりしていたので安心でした。
床の補強が必要になる場合もありますから注意してください。
最後に残ったのはどこの商品にするか、あるいは造作を注文するかでした。
リフォームの見積もりを頼んだ業者では100万円という金額でビックリ。
でも、自分仕様の棚が簡単に作れるLB1000の存在を知り、自分で設計して組み立てることに。
これが大正解で、結局20万円程度で収まりました。
仕上がりはとってもオシャレで、これならもっと早く造ればよかったと思いました。
あなたも、自分流の壁面収納本棚を作ってみませんか。